トヨタ86は、手頃な価格でスポーツカーの魅力を味わえる人気車種として、中古車市場でも高い注目を集めています。しかし、中古車選びは新車購入とは異なる注意点があり、特に86のような走りを重視する車では、価格だけでなく車両の状態や仕様の違いをしっかりと理解することが重要です。この記事では、86の中古車購入を検討している方に向けて、失敗しない車選びのポイントから、前期型・後期型の違い、そして購入後の維持費まで、知っておくべき情報を詳しく解説します。理想の86を手に入れるために、ぜひ参考にしてください。
1. 86の中古車購入で絶対にチェックすべき3つのポイント

86の中古車を買う際には、いくつかのチェックポイントを必ず確認する必要があります。以下に、購入前に見逃せない重要な3つのポイントを詳しく解説します。
1. 車両の整備状態
中古車の整備状況は、その性能や安全性に直結します。以下の項目を注意深く確認し、整備記録や履歴をしっかりと把握しましょう。
- オイル交換の履歴: 定期的にエンジンオイルが交換されているかどうかを確認することが、車の健康を守ります。不適切な管理のオイルは、エンジントラブルを引き起こす可能性が高まります。
- 定期点検の実施確認: 車検やメンテナンスが適切に行われたかを調査することも重要です。過去の点検の記録があれば、購入時の信頼性が向上します。
- 修復歴の確認: 購入予定の車両に事故歴や修理歴がないか、必ず確認しましょう。見た目が良好でも、内部に問題を抱えていることがあるため注意が必要です。
2. 錆や劣化のチェック
スポーティな86にとって、外装の状態は特に重要です。以下のポイントに注意し、実際の車両を入念にチェックしましょう。
- ボディの錆: 車体の下部やホイールハウス周辺は特に錆が発生しやすい部分ですので、確実に目視で確認する必要があります。
- 内装の劣化具合: シートやコンソールの素材がどれくらい劣化しているかを確認します。特にダッシュボードや座席は、日光によって色あせや劣化が進みやすい部分です。
- ウィンドウやミラーの状態: フレームレスのルームミラーは劣化が進みやすいので、エンジンをかけてミラーの動作確認を行うことが望ましいです。
3. 走行距離と年式
走行距離や年式は、中古車の価値に大きく影響します。特に86においては、以下の点に留意が必要です。
- 走行距離: 中古車市場において、走行距離は価格の決定に直結します。一般的には走行距離が少ない方が価値が高いですが、コンディションが良ければ高距離車でも適正価格での購入が可能です。
- 年式の影響: 新車登録からの年数が経過するほど、車両にかかる税金が増加します。特に13年以上経過すると自動車税が大きく変化するため、購入時には年式をしっかり考慮することが重要です。
これらの重要なポイントを注意深くチェックすることで、86の中古車購入時に発生するトラブルを回避し、納得のいく素晴らしい車両を手に入れる機会が高まります。一つ一つのポイントを確認し、自分にぴったりの86を見つけましょう。
2. 安い86には要注意!価格だけで選ぶと後悔する理由

中古市場で手に入る86は、その手頃な価格が魅力的ですが、価格だけに目を奪われて選ぶと、後々後悔するケースが多いです。この記事では、その理由と具体的な注意点について詳しく解説します。
走行距離とその影響
手頃な価格の86には、高走行距離のモデルが少なくありません。走行距離が多い場合、以下のようなリスクが伴います:
- 消耗品の交換時期が近づく:エンジンオイル、バッテリー、タイヤなどの重要な部品は走行距離に応じて劣化し、交換が必要になります。
- 故障のリスク上昇:走行距離が増えるほど、予期しない故障が生じやすく、高額な修理費用がかかる可能性があります。
そのため、見た目には安い86でも、実際には維持管理の手間とコストがかかることがよくあるのです。
過去の整備状態
中古86の購入には過去の整備履歴の確認が欠かせません。価格に惑わされずに、以下の点をチェックしましょう:
- 定期点検は実施されていたか
- 修理歴や事故歴があるかどうか
- エンジンオイルの定期的な交換が行われていたか
これらの情報が欠けている場合、購入後にトラブルが発生する可能性があります。特に修復歴のある車は、外見が良くても安全性に疑問が残ることがあります。
諸費用の確認
本体価格だけでなく、さまざまな諸費用も考慮することが重要です。特に安価な86には、以下のような隠れたコストが潜んでいることがあります:
- 登録費用やナンバープレート代
- 整備費用:格安で購入した車は、整備不足により後から追加の費用が発生する可能性があります。
購入時には、これらの諸費用を考慮し、総コストでしっかりと判断することが必要です。
異臭や内装の劣化
車内の異臭も重要なチェックポイントです。特に、以下のような臭いには注意が必要です:
- カビ臭:これは水没車の兆候かもしれませんので、しっかりとしたチェックが求められます。
- タバコやペットの匂い:こうした臭いは車内の快適さを損ね、内装の劣化を進めることがあります。
これらの臭いが気になる場合は、すぐに他の選択肢を考えることが賢明です。
カスタムのリスク
86はカスタムに人気がありますが、カスタムモデルの中古車には慎重になる必要があります。カスタムによって性能が向上することもありますが、以下のリスクも考慮してください:
- 元の性能が損なわれる可能性:特に安全に関わる改造が行われている場合、問題を引き起こすことがあります。
- 部品交換の必要性:カスタム部品は純正部品より寿命が短いことが多く、追加費用がかかることがあります。
このように、値段が安い86には多くのリスクが潜んでおり、単に価格だけを見るのではなく、全体を理解した上での慎重な選択が不可欠です。
3. 前期型と後期型の違いを知って賢く選ぼう

トヨタ86の中古車を検討する際、前期型と後期型の違いを理解することは非常に重要です。この2つのモデルにはいくつかの明確な違いがあり、それぞれの特性を把握することで、自分に合った1台を見つける助けとなります。
エンジンと性能
前期型と後期型の最も大きな違いは、エンジンの改良点です。後期型はエンジン吸排気系が見直され、特にMT車では低回転域からのトルクがリニアでよりスムーズな加速が実現されています。このため、運転の楽しさを求めるドライバーにとって、ハンドリングやレスポンスが向上した後期型を選ぶ価値があります。
デザインの違い
外観デザインにも違いがあります。後期型では、エアロ性能の向上を意識したデザインに変更されています。フロントビューやリアビューのスタイリングが洗練され、よりダイナミックな印象を与えています。主に変更された点は以下の通りです:
- フロントバンパー:新しいデザインで空力特性が改善
- リアバンパー:洗練された形状になり、全体的なバランスが向上
- 照明:LEDライトの採用により、視認性とスタイリングの両方がアップ
内装の違い
インテリアも前期型と後期型で改良が加えられています。後期型では、4.2インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイが全グレードに搭載され、運転中の情報得やすさが向上しています。このデジタルディスプレイは、運転に関するデータをより直感的に表示するため、ドライバーにとって心地よい運転体験を提供します。
モデル選びのポイント
前期型と後期型にはそれぞれの利点がありますが、選ぶ際は自身のライフスタイルや好みに応じて下記のポイントを考慮することが重要です。
- 予算:前期型は比較的安価で販売されており、初めてのスポーツカー探しには適しています。
- 性能重視:運転性能を重視する場合は、後期型のエンジンやハンドリングの改善を考慮しましょう。
- デザイン好み:外観や内装のデザインが気に入った方を選ぶことも一つの手です。
以上のように、前期型と後期型それぞれに特性があるため、購入前にしっかりと違いを理解し、自分にぴったりの1台を見つけましょう。
4. MT車とAT車、どっちを選ぶ?それぞれのメリット・デメリット

トヨタ86を選ぶ際、MT車(マニュアルトランスミッション)とAT車(オートマチックトランスミッション)から選ぶことができます。それぞれに独自の魅力と注意点があるため、自分に合った選択をするためにしっかりと理解しておきましょう。
MT車のメリット
運転の楽しさ
MT車はドライバーがギアを自由に選択できるため、運転する楽しみを最大限に引き出せます。自分のペースで操作できるので、車との一体感を感じやすくなります。パフォーマンスコントロール
状況に応じてギアを選択できるため、加速時のパワー調整やコーナリング時の安定性を自分でコントロールできます。これにより、よりダイナミックな走りを実現可能です。経済性
一般的にMT車は燃費が良い傾向にあり、より効率的に走行できることがあります。特に高回転域での性能が求められるスポーツカーでは、MTの方がその特性を引き出すことができます。
MT車のデメリット
疲労感
渋滞や混雑した道路では、ギアチェンジが頻繁になり、AT車よりも疲れやすくなることがあります。長距離運転を多く行う場合は考慮が必要です。初心者には難易度が高い
MT車は操作が複雑なため、特に運転初心者には習得に時間がかかることがあります。AT限定免許の壁
MT車を運転するには普通自動車免許が必要ですが、AT限定免許の場合、MT車を運転するためには限定解除の手続きが必要です。
AT車のメリット
操作の簡便さ
AT車はアクセルとブレーキだけで運転できるため、特に都市部や渋滞時には大変便利です。運転に集中しやすくなるため、リラックスしたドライブが可能です。運転の柔軟性
特にスポーツカー特有のスタート時や加速の際に、AT車は素早いシフトチェンジを実現するため、快適な走行を支援します。
AT車のデメリット
運転の一体感が薄れる
自分でギアを操作できないため、ドライバーと車の一体感がMT車よりも少なくなる場合があります。誤発進のリスク
特にペダルの踏み間違えによる誤発進が懸念されるため、運転には注意が必要です。特に新しい運転手や経験の浅い方にとってはこれがストレスになることがあります。
MT車とAT車、それぞれに異なる魅力があるため、自分のライフスタイルや運転スタイル、さらには運転経験に応じて選ぶことが最も重要です。トヨタ86の中古車を選ぶ際には、これらのポイントをしっかりと考慮しましょう。
5. 予算は車両価格だけじゃない!リフレッシュ費用と維持費も考えよう

トヨタ86の中古車を購入する際、車両価格だけを考慮するのは大きな落とし穴です。実際には購入後に発生するリフレッシュ費用や維持費も計算に含めることが重要です。これらの費用をしっかり把握することで、予算を適切に組むことができ、結果的に安心してスポーツカーライフを楽しむことができるでしょう。
リフレッシュ費用
リフレッシュ作業は、トヨタ86の中古車を新車同様の状態に保つために欠かせません。この作業には以下のようなコースがあり、費用はおおよそ100万円を見込むと良いでしょう。
- エンジンリフレッシュコース:エンジン内部の洗浄や点火系の部品交換(約12万円)
- マウントゴムリフレッシュコース:エンジン、ミッション、デフのマウント交換(約9万9,000円)
- 足回りゴムブッシュリフレッシュコース:サスペンション関連の部品交換(約12万2,100円)
- ショックアブソーバーリフレッシュコース(約16万3,900円)
- ブレーキリフレッシュコース:ブレーキのオーバーホールや部品交換(約12万5,400円~38万5,000円)
これらのリフレッシュコースをすべて受けた場合、総額は約63万1,400円から89万1,000円になります。リフレッシュ作業を行うことで、走行性能を向上させ、安全な運転環境を整えることができます。
維持費
リフレッシュ費用以外にも、車両を維持するためには一定の費用が必要です。トヨタ86の中古車を保有する際に考慮すべき主な維持費は以下のとおりです。
- ガソリン代:燃費を考慮しましょう。走行条件によって変動します。
- メンテナンス費用:定期的な点検や部品交換が必要です。
- 税金:自動車税や取得税などが発生します。
- 車検費用:車検は定期的に必要で、コストがかかります。
- 保険料:任意保険は必須ですので、予算に含めておきましょう。
- 駐車場代:居住地域によって大きな差が出る可能性があります。
これらの維持費は、運転方法や居住地により大きく異なるため、購入前に詳細に調査することが求められます。特に、ガソリン代や車検などは予想以上に負担になる場合がありますので、事前に計算し、総合的なコストを理解しておくことが大切です。
車両購入価格にリフレッシュ費用と維持費をプラスして、トータルでどのくらいの予算を組む必要があるのかを明確にしましょう。このように計画を立てることで、無理のない範囲でトヨタ86を楽しむことができます。
まとめ
トヨタ86の中古車を購入する際には、車両価格以外にも様々なコストを考慮する必要があります。リフレッシュ費用や維持費といったランニングコストを見落とすと、予想外の出費に見舞われる可能性があります。しっかりと情報を収集し、自分に合った車を見つけるためには、総合的なコストを見積もることが重要です。また、MT車とAT車のメリット・デメリットを理解し、自身のライフスタイルに合わせて賢明な選択をすることも大切です。この記事で紹介した購入時のポイントを参考に、ストレスのない86ライフを送りましょう。
よくある質問
86の中古車を購入する際、注意すべき重要なチェックポイントは何ですか?
中古86を購入する際は、車両の整備状態、錆や劣化の有無、走行距離と年式に注意を払う必要があります。オイル交換の履歴、定期点検の実施状況、修復歴の確認、ボディの錆やシートなどの内装状態、そして走行距離と年式が適切かどうかをしっかりと確認することで、トラブルを回避し、信頼できる86を見つけることができます。
安い86を選んでしまうと後悔する理由は何ですか?
価格だけで86の中古車を選ぶと、高走行距離や整備不足、隠れた諸費用などのリスクが高まります。過去の整備履歴が不明な車両は故障のリスクが高く、内装の劣化や異臭、カスタムによる性能劣化にも注意が必要です。中古車選びにはこれらの点を総合的に考慮し、無理のない予算内で良質な車両を見つけることが重要です。
86の前期型と後期型の違いは何ですか?
前期型と後期型の最も大きな違いはエンジンの性能です。後期型はエンジン吸排気系の改良により低回転域からのトルクがよりリニアで、スムーズな加速が可能になりました。また、外観デザインではフロントやリアのエアロパーツ、LEDライトの採用などにより、後期型がよりダイナミックな印象を与えます。さらに、後期型ではデジタル表示のマルチインフォメーションディスプレイが全グレードに搭載されるなど、内装の質感も向上しています。
MT車とAT車、それぞれの長所と短所は何ですか?
MT車の魅力は運転の楽しさ、パフォーマンスコントロール、燃費の良さにあります。一方で、MT車は渋滞時などの操作疲労が大きく、初心者向けではありません。AT車は操作の簡便さと柔軟性が高く、特にスポーツカーのシフトチェンジに適していますが、ドライバーと車の一体感が薄れる、誤発進のリスクがあるといったデメリットもあります。自分のライフスタイルや運転スタイル、経験に合わせて選ぶことが重要です。

